▼管理人@ユキ/減量入院

 ありとあらゆるダイエット方法を試してきたと言いましたが、本当に色々とやりました。
 海外から取り寄せた食欲抑制剤、脂肪燃焼タイプのサプリメント、マイク○ダイエットやその類
 一品ダイエット、スープダイエット、ファスティング、エステ、究極のダイエット法も。
 ウオーキングもしたし、ダイエット器具を買ってみたりも。 同種類のモノは別にして、
 あらゆる方法のダイエットは、試しつくしたと言えるくらいの事をやりました。

 でも、これらは全て長続きしませんでした。そればかりか、リバウンドが大きくなっていく一方でした。
 私の身体は、運動をするにも、腰や膝に負担がかかるようになってしまっていましたし、
 もう、ココまできたら、身体を作り直すしかない!と思いました。

  ※ココで1つお断りをしておきます。
   私の入院生活は、2004年の2ヶ月弱の期間と2005年の1ヶ月間との2回あります。
   2004年は、今まで書いてきた通りの経緯でしたが、2005年は少し目的や経緯が違います。
   4月の外来で「もう、体重を落として来なくて良いよ」と主治医に言われた事で、もしかしたら
   減量も順調だし、そろそろ外来の必要が無いって言われるんじゃないか?と言う不安や
   (外来が2ヶ月に1回だったので、外来の度に、2キロ前後の減量を目安にやってきたという
   目標や支えが無くなったらどうなるの…?と言う不安)そして、他の病院に通っていた
   精神科の担当医も異動になる…など、環境の変化や不安もあり、それまでは、何とか
   ブレーキをかける事が出来ていたのが、理性が働かなくなり、とんでもない過食に走り
   2週間弱で10キロ近く増量しました。この数字は確かですが、それはピーク時であって、直ぐに
   数キロは落ちました。 でも、入院は、私から主治医に、お願いをしました。 正直言うと
   外来時に体重計に乗るのが判っていたので、ちょっと重めの洋服を着て行ったり、時計とか
   アクセサリーをつけてました。だから、数字上は、標準体重を出てましたが、本当のところは
   標準体重を出てはいませんでしたm(_ _)m  そこまでして入院をお願いしたのは、
   2004年の入院から1年間、退院後も頑張ってきて、少し気持ちも前向きになっていたので
   もう一度入院生活をすることで、何か掴めるかもしれない!と思った気持ちからと
   理性が働かなくなった状態で過食した事に対して、入院をして、再度食生活や
   生活のリズム、運動などを見直し、身体で覚えさせた方が良いと考えたからでしたが
   私の思う理由での入院や、例え、標準体重を多少オーバーした程度であっても、本来ならば
   減量入院の対象となる患者ではありません。 それを許してくれたのは、主治医であり
   1年の経過を見てきてくれたからこそだと感謝しています。


 さて。
 入院をして、始めの週は、メディカルチェックです。  糖尿病はありませんが、ココに書いたように
 この病院での減量入院は、糖尿病にならないように、または、糖尿病を理解して痩せる目的で
 減量入院をやっているので、糖尿病についてのビデオや糖尿病教室と言う勉強の場もありました。
 また、個人栄養指導や集団栄養指導もありました。 そういった検査や勉強などが終わると、
 いよいよ減量に向けて、運動療法も開始となります(但し、2004年までは、運動療法士の指導の元
 筋トレをやれましたが、2005年からは出来なくなりました。自主的にやる、ウオーキングや病棟にある
 エアロバイク等の有酸素運動のみとなりました=自主的と言っても、メディカルチェッククリア後です)

 病院の減量と言うと、やはり食事と運動の両面からになります。
 これに加えて、私は、薬物療法もありました。
 長くなりますが、それぞれ(薬物療法・食事療法・運動療法)の減量方法を書いておきます。

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 ■薬物療法■
  防風通聖散と言う漢方を、毎食前に飲み始めました。
  この薬は、資格の勉強でも、肥満症の項目で、薬物療法として使用すると出てきました。
  (保険適用薬です) この漢方は、肥満症を改善するだけではなく、便秘も改善するので、
  下剤に頼りがちな私にはピッタリでした!また、大きな副作用や耐性が無いので、今も外来時に
  処方して貰ってます。 面白い事に、ちゃんと食べる方が、漢方の作用で便通があります。
  当たり前のことかもしれませんが、ちゃんと食べて、不要なモノが出ると排出されるので、
  便通が無い=不要なモノが出ていないと状態だと把握出来ました。

 ■食事療法■
  通常、自己管理の元にやるカロリー制限は1200kcal以上。
  病院で、専門家の居る場合は、それ以下のカロリー制限でやる場合もあります。
  2004年は、1040kcalでスタート。 同室には、既に3週間入院生活を送っていた20代の女性が居て
  彼女は、800kcalに減らす事になっていたので、違いを聞くと、1040kcalと800kcalの違いは、
  朝食時に出る乳製品(たいていは牛乳で、ダメな場合はヨーグルトやヤクルトになります)が無し。
  夕食に出るフルーツが無し。毎食のご飯の量が80gから65gに減る。この違いで、−240kcalです。 

  ※ちなみに、病院では、この800kcalの下に、600kcalがあり(2004年時点)
   これはマイ○ロダイエットのようなモノを使うので、滅多にやる事はないそうです(2005年から、
   マイ○ロダイエットそのものを取り入れると言ってましたが、使う人は出てくるのでしょうか?)
   個人的には、その時は良くても…と言う気がして、あまりお勧めは出来ないのですけど^^;

  2005年の入院では、標準体重以下だったので、1280kcalの食事でした。
  おかずの量も、少しづつ多かったのですが、ご飯の量が130gで、多いのが一目瞭然でした。

 ■運動療法■
  2004年は、運動療法士がついてくれて、個々にあった運動を指導してくれました。
  私の場合、腰痛持ちだったので、腰に負担がかかりにくい運動法で、しかも、腰の中の筋肉を
  鍛える事も含めて指導してくださいました。 ストレッチに、実際の筋トレは6種類程度。 
  始めは10回1セットを2セット程度でしたし、筋トレ自体2〜3種類でスタートしましたが、
  退院前はフルで8セット位に増えていました。それに+して、20分位のエアロバイクで約2時間半。
  朝9時から、月曜〜金曜の日課(土日は、筋トレをやるリハビリ棟+運動療法士達がお休み)

  午後は、昼食を食べ終えると、病院の外にウオーキングに出ました。 始めは往復4キロ位でしたが
  直ぐ8キロ位を歩くようになりました。と言うのも、折り返す地点に(約4キロ地点)99円ショップがあり
  そこで水やカロリー0の飲み物を買うのが日課になったのです。 ただ一直線に歩くルートだけでなくて
  山越えをする10キロコースや12キロコースもありしましたが、今考えると、良く歩いたな〜って
  感心するばかりです。


 ココで、有酸素運動と筋トレの関係を・・・
 脂肪燃焼をする為には、当初は、有酸素運動をする方が望ましいですが、ずっと有酸素運動だけを
 するのではなく、筋トレも並行してやっていく方が、脂肪が燃焼しやすくなります。代謝があがりますので。
 そして、有酸素運動中心から、徐々に、筋トレを増やしていくことがポイントです。
 2004年は、約2ヶ月の入院生活でしたので、1ヶ月終わった時点で、有酸素運動はそれまで以上には
 増やさず、筋トレに比重を置くように変更していきました。 たまたま入院期間が 5月中旬から7月中旬で
 しかも空梅雨と言われ、5月から暑い日々でしたので、7月に入る前には、とても外に出て歩けるような
 陽射しではありませんでした。 日射病や熱射病になってはいけないということもあって、特別に、午後も
 リハビリ棟を借りれるようになり、筋トレをするようになりました。身体には、ちょうど良かったのかもしれません。
 (注)有酸素運動を全くしないのも効果減です。

 筋肉の貯蓄は2日。 って事で、筋トレは、少なくとも2日1回=週に3〜4日行うのが望ましいです。
 でも、これって、日常生活で持続するのは難しいですよね。
 そこで、退院時に、運動療法士から言われたのは、入院時には筋トレ8セットでしたが、
 これを3セット〜5セットでもok。 一挙にやらず、起きた時や寝る前に、2〜3種類づつやってみるのもok。
 また、水泳は有酸素運動ですが、プールで歩きながら、その歩き方を工夫して筋肉を動かすようにすると
 筋トレまではいかないまでも、筋肉の活性になると。 そんな風にアドバイスを貰い、割と頑張ってきました。

 筋トレは、減量や体型の変化だけではなくて、私の腰痛も軽減してくれました。
 また、入院前は、基礎代謝が1000kcalもなかったと思いますが、退院時には、1200kcalちょいありました。
 基礎代謝が増える=寝ていてもカロリー消費が増える♪
 ところが・・・
 2005年、4月中旬から再入院するまでの2ヶ月間、運動と言う運動を殆どしなかったら、
 てき面に腰痛が出始めました。 また基礎代謝も落ちて1000kcalちょっとまで落ちました=太りやすい。
 運動って、筋トレも有酸素も大切です。身をもって体験しました!

 以上、私が入院した病院での減量方法ですが、
一番遠回りのようで、確実&近道なのは、
 食事と運動を合わせてやっていき、脂肪を燃焼させやすい身体を造る事
だと実感しました。

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 ■精神科(メンタルフォロー)■
  私のような摂食障害を持っていなくても、減量をする過程で、停滞期になった時の悩みや、
  食事制限のストレスなどがあります。 その為、この病院では、精神科医によるカウンセリングがあります。
  (2回目以降のカウンセリングを続けるか続けないかは、その患者の意思にもよります)
  しかし・・・
  1人目の医師は、人の話を聞かず「それって、○○ってことだね」と言うような、自己完結型のような医師で
  訂正すれば「じゃあ、△△ってことだね」と言われ、だんだん話すのが嫌になってしまいました。
  沢山聞かれるから、早く終わって欲しいと思って適当に答える。 でも、その場から帰りたいと思って
  ずっと質問に答えていました。最後に「君がカウンセリング必要って言うなら、診てもいいけど…」的な
  発言をされたのですが、そこで断ったら、もうこの病院では診てもらえないのかな?と思い
  「お願いします」とだけ言って病棟に帰りました。 病棟に戻る途中、ものすごく涙があふれてきて
  病室のベットで泣いた覚えがあります。  精神科に期待大だった私にとっては、大ショックでした。
  その後、2人目の精神科医にかかるのですが、相性が合わず、この病院で、メンタル面の治療はあきらめ
  主治医に別の病院へ紹介状を書いて貰うことになります。

  でも!!
  2004年の2人の医師のうち1人が、2005年の春に異動になりました。
  それまでは、紹介状を書いて貰った別の病院に通っていましたが、丁度、その病院の担当医が、
  別の病院に異動する事になり、また、私の再入院が決定したのも重なり、紹介状を書いて貰って
  再び、戻りました。 2005年の入院中にかかった精神科医は良い感じの先生で、退院後も
  通院継続していましたが、2006年3月いっぱいで退職されることになりました。
  一応、4月も、この病院に通院しますが、そろそろ自分にとっての必要性とかを考えて
  どうするか思案しています。